男性・女性、いいえ

女性は男性に養われ、男性を尊敬し後ろから付いていく存在として共通認識されていた時代がありました。いいえ、今もそのような風潮がなくなっているわけではないでしょう。

男性は体格が大きく体力もあり、女性は小さく体力面では及びません。しかし、それは、日本人が一般的に言えば、黒人や白人、たとえばアメリカ人などより身長が低く、体格が小さいということと近い意味しか持たないのではないかという気がしています。

黒人・白人・黄色人種、と子供の頃に教わりましたが、今もそのような表現でいいのでしょうか。差し障りがあると本意ではないのですが、仮に子供の時に教わった分け方で言えば、黒人・白人・黄色人種・女性・男性、というような並び方で並べてみても、違和感はないのではないかと思われます。

同列に並べてみて、違いと同じの理解の根本を同一として、とくに変な感じを受けないというのは、私だけでしょうか。男性と女性でいろいろな違いはありますが、日本人とアメリカ人に諸々異なる面があるということと同じように思われます。

女性だから、男性だから、という決め付けは、アメリカ人だから、日本人だから、という響きとよく似ており、あえて言えば、昔のおとぎ話の世界ではないかと思えるのです。

カズシン株式会社

代表取締役　山内和美