カズシン株式会社 代表取締役 山内和美のブログ
不動産業界20年を超えて、この経験に基づく…取引のこと、物件のこと、人間のこと。
宅地建物取引業者(不動産業者)カズシンの代表 山内和美が思うこと。
2020.12.20
昨年のことです。母は、東京オリンピック(2020年)の選手村の跡地となる「晴海フラッグ」に関するニュースを見たそうで「ずいぶん安く売りに出るみたい。どう思う?」と私に聞きました。
私は、現地へ行ったことはないのですが。
オーシャンビューが好きで眺望に魅力を感じて、自分でここに住みたい、住むつもりならいい、と思う。
でも、バス便になるようで、交通が便利でないというのは難しいところがあると思う。
その時、そんなふうに答えました。
先日、母が「バスに乗っていたら、晴海が見えた。不便なところと思った。マンションばっかりだった。」と言います。
マンションの数があり部屋数もたくさんあるので、投資用で買っても、部屋や時期によっては、借りる人に苦労するかもしれません。
借りる人がいざ見つからなければ自分で住んでもいいと考えるのであればいいですが、投資用としてということでしたら、長期的なところで難しい物件かなという気がします。
東京には、元々人が住んでいる場所、埋め立てて住めるようにした場所など、いろいろなエリアがあります。
人が住むに適したところにはすでに人が住んでおり、後から住めるようにしたところでも交通が発展しており便利なエリアもあります。
通勤などで毎日「晴海」の外へ出かける必要がない人が、「晴海」の中で海を見ながら、眺望や夜景を楽しみたい、新しい街並みでこれから暮らそう、という、そういう趣向であれば魅力があるように思います。
ただし、住むにしても貸すにしても、基本的にはその中でも最寄駅に近い立地がいいのではないでしょうか。
「HARUMI FLAG」は大手が分譲していますので、環境や生活の利便性には配慮され、しっかり計画されているでしょうから、あとは好みになると思います。
なお、もちろん価格にもよるので、かなり安く買えるとか、保有というより転売目的というような場合など、それぞれで一概に言えないとして。安く買えたとして、いくらで貸せるのか。転売益がどのくらい出るのか、などその後がどうかによるでしょう。
仮にかなり安く買えるとしても、私の個人的な考えになりますが、人間には安さには惑わされるところがありますので、シビアに判断されるくらいでもいいかもしれないと思います。
また、コロナウィルスで不測の事態が起きることが身に染みた今、一層、すぐに住めない(貸せない)(売れない)物件への投資は価値判断が割れるところだと思います。
ただし、私は「晴海フラッグ」には全く詳しくないです。土地勘もなく、現地へ行ったこともないので違っているかもしれません。
「晴海フラッグ」に関心を持っていた母の話をきいたので、「晴海」について思うまま。
皆さんは、「HARUMI FLAG」についてどのようにお考えになりますか。
購入される、購入された方もおられますか。
私も含めて、人それぞれの見方で、いろいろな意見があると思います。
ご自分が判断して、「いい」と思ったということは、それが「いい」のだと思います。
自分が「良くない」と思ったのであれば、それは「良くない」でいいのでしょう。
不動産投資については、人による、その人の考え方や背景によると思います。
カズシン株式会社
代表取締役 山内和美